子どもカフェ店長がコーヒー豆をブレンドして給仕する場 SDGsの要素加えて刷新 UCC上島珈琲

 UCC上島珈琲は2017年から仕事体験テーマパーク「Kandu(カンドゥー)」にアクティビティを出展し、「コーヒーで笑顔を作ろう」をテーマにしたこれまでの仕事体験にSDGsの要素を盛り込み16日リニューアルオープンした。

 UCCのサステナビリティ活動の一環で「カンドゥー」の意向が一致した動きとなる。

 この日、取材に応じた「カンドゥー」を運営するイオンモールキッズドリーム合同会社の末松央行副社長は「テーマパーク自体が広義にSDGsを学べる場。UCCさまのアクティビティでは、UCCさまが改装を手掛け、シナリオづくりやスタッフのオペレーションは我々がプロデュースした。“没入”という言い方をしているが、一連の流れを重視し自然とSDGsに触れられるようにしている」と説明する。

コーヒー豆をブレンドしている姿 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
コーヒー豆をブレンドしている姿

 一連の流れは以下の通り。

 子どもが保護者に給仕したいコーヒーの味わいを選び、スタッフの誘導のもと、ブラジル(浅煎り・深煎り)モカ(浅煎り)コロンビア(浅煎り・深煎り)の中からブレンドし、マシンを使って粉砕・抽出して最後に保護者に給仕する――。

 仕事の成果物として挽きたて豆をオリジナル缶に入れて持ち帰ることができる。

 UCCは内装や動画コンテンツを刷新したほか、ガイドブックを新たに作成。

 動画コンテンツは、コーヒーが生産国から日本に届けられるまでの一連の流れに温暖化の影響で地球が泣いている状況からSDGsの取り組みにより地球が笑顔になるまでのアクションを追加した。

 ガイドブックには、仕事体験の場では伝えきれない身近なSDGsへの取り組み事例やコーヒーとSDGsに関する豆知識やクイズなどを掲載している。

 「カンドゥー」は13年にイオンモール幕張新都心ファミリーモール (千葉県千葉市)にオープン。現在、38のアクティビティを展開している。対象年齢は3歳以上中学生以下で、子どもだけでなく大人も一緒になって体験できるのが特徴。

 UCCのアクティビティ「Good Coffee Smile CAFE」は、平日が10時~14時30分に計9回(1回当たり最大4人)、休日・祝日が10時~14時30分に9回(同)と15時30分~20時に9回(同)の計18回開催。体験所要時間は約30分。

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