ローソンお酒にあう“おつまみ”に特化したおせちが予約好調 二十五枡の一枡ずつで完結し取り分け不要 「鬼滅の刃」おせちも強化

コロナ禍にあった昨シーズンの年末年始、帰省・旅行の自粛や巣ごもり需要の増加でローソンのおせちは約1割増となった。

中でも少人数用の1段重や「鬼滅の刃」タイアップ商品が好調で、エリアを限定して販売した個食用の「和洋おせち三客セット」は早期に完売した。

今シーズンは11月上旬時点で、新型コロナウイルス感染者数が減少し飲食店の時間制限が撤廃されて人流は活発化しているが、10日発表したローソンの八木沢拓也商品本部デリカ・FF部長は「全面的に旅行をする、あるいは家族で外食するという状況には全体としてなっておらず、少ない人数でクリスマスやお正月を楽しむ社会環境にある」との見方を示し、おせちで前年同期比10%以上の伸長を見込む。

「現時点での動きは昨年以上で、個食タイプの予約が好調。中でも既存のおせちにとらわれないコンセプトで開発したおつまみ商品の動きが一番いい」と語る。

おつまみ商品とは、「二十五枡のおつまみおせち」(税込1万3800円)のことを指し、一枡ずつで完結しているため取り分け不要のおつまみに特化したおせちとなっている。

お酒とともにおせちが食べられるシーンに着目し、お酒にあう旬や厳選素材のおつまみ料理を詰め合わせている。

「ローソンの中で365日のうち1月1日が最もお酒が売れる日。これを受け、おつまみに特化したおせちがあれば、一層おせちを購入して楽しんでもらえるのではないかとう仮説を立てて、これまでにない商品を展開することにした」(商品本部デリカ・FF部の池松俊哉氏)。

左からローソン商品本部デリカ・FF部の八木沢拓也部長と池松俊哉氏 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
左からローソン商品本部デリカ・FF部の八木沢拓也部長と池松俊哉氏

 

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