品質系情報授受サービス「Q-PITS」提供開始 ジャパン・インフォレックス

酒類・食品業界向けの商品情報データベースを運営するジャパン・インフォレックス(本社・東京都中央区、西田邦生社長、以下JII)は20日、メーカー・卸間の品質系情報授受の効率化・標準化を支援する新サービス「Q-PITS(キユーピッツ)」を開始した。

JIIが運営する2つの商品情報データベース(FDB/Inforex)のうち、主に大手メーカーが登録しているFDBの機能を拡張し、アレルゲン情報など品質系情報項目群を含むPITS標準項目の効率的な授受を可能にするもの。

これによりFDB加盟メーカーは単品ごとにPITS標準項目を的確に登録できるほか、原材料などの仕様変更があった場合、「Q-PITS」の利用卸に更新通知を自動的に配信できるようになる。

また、「Q-PITS」利用卸はデータベースから効率的にPITS標準項目を収集でき、単品ごとにPITS標準規格書として出力し、品質系情報を必要とする得意先企業に速やかに提供できる。

なお、新サービスの「Q-PITS」はFDB加盟企業およびInforexの加盟卸は原則、無償で活用できる。FDB・Inforex非加盟の卸売業などが「Q-PITS」サービスのみを品質系情報収集ツールとして利用することも可能(有料)。

食の安全・安心に対する社会的関心の高まりを受けて、小売業や外食企業は自社取扱商品の品質系情報を積極的に収集・管理する流れが強まっているが、求める品質系情報の内容やフォーマットが企業ごとに異なり、情報の整理・提供を行うメーカー・卸の業務負荷増大が課題となっていた。

JIIでは新サービス「Q-PITS」の提供により、業界共通課題の解決を目的に策定されたPITS標準項目の普及・活用をサポートするとともに、食品サプライチェーン全体の業務負荷軽減と品質系情報の正確な伝達に寄与していく方針だ。

*PITS標準項目=食品製配販大手企業を中心に41社・4団体が加盟する商品情報授受標準化会議(通称PITS、事務局ファイネット/ジャパン・インフォレックス)が、14年度農水省補助事業「標準商品規格書とそのガイドラインの検討会」の成果をもとに策定した全100項目の標準商品情報項目群。正式商品名、共通商品コードなどの流通必須項目に加え、アレルギー物質の使用有無、賞味期限、原材料一括表示など消費者の商品選択に欠かせない品質系情報項目を選定・リスト化し、記述ルールを定めている。最新バージョンは17年改定の第2版。