東京駅でキリマンジャロコーヒー大宣伝 伊藤園グループ主導しタンザニア・JR東日本クロスステーション・メリタジャパンが参加

 10月1日「国際コーヒーの日」、JR東京駅B1階イベントスペース「スクエアゼロ」で伊藤園グループが主導して計7ブースが立ち並びコーヒーイベントが開催された。

 「国際コーヒーの日」を盛り上げるとともに、キリマンジャロコーヒーのアピールが狙い。

 キリマンジャロコーヒーの産地であるタンザニア連合共和国もイベントに協力。

 タンザニア連合共和国大使館の一等書記官のエドナ・ディオニズ・チュク氏は「このイベントによって、キリマンジャロコーヒーの売上がさらに上がることを期待している。キリマンジャロコーヒーがより売れることは、巡り巡ってタンザニアの農家の方や経済にとってメリットがあると考えている」と期待を寄せる。

 大使館のブースでは、産地や国内の文化を紹介。イベントスタッフに民族衣装「カンガ」の貸し出しも行った。

左からタリーズコーヒージャパンの内山修二氏、タンザニア連合共和国大使館のエドナ・ディオニズ・チュク氏、伊藤園の相澤治氏 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
左からタリーズコーヒージャパンの内山修二氏、タンザニア連合共和国大使館のエドナ・ディオニズ・チュク氏、伊藤園の相澤治氏

 伊藤園とタリーズコーヒージャパンはドリンクやグッズを販売。タリーズコーヒージャパンが10月9日に新発売する「キリマンジャロ KIBO タリメ スイートウォッシュド」のレギュラーコーヒー・ドリップコーヒーも先行販売された。

 加えて、タリーズコーヒージャパンではコーヒースクールの体験会を開催した。

 伊藤園のマーケティング本部コーヒーブランドグループブランドマネジャーの相澤治氏は「ショップでは淹れたてのコーヒーが飲める、飲料ではいつでもどこでも長くコーヒーを楽しめる。両社のそれぞれの強みでコーヒーの魅力を伝えていきたいと考えてイベントを企画した」と語る。

 タリーズコーヒージャパンの取締役マーケティング本部本部長の内山修二氏は「イベントを通して、幅広い方にタリーズコーヒーのショップのコーヒーを飲んで楽しんでいただくというのが主な目的」と述べる。

 会場は、伊藤園が販売する飲料「TULLY’S COFFEE BARISTA’S BLACK キリマンジャロ」のイメージカラーである青を基調に装飾。デジタルサイネージではコーヒー農園の風景や「BARISTA’S BLACK キリマンジャロ」のCM映像を流していた。

メリタジャパンのブース - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
メリタジャパンのブース

 伊藤園グループとタンザニア連合共和国大使館のほかJR東日本クロスステーション、メリタジャパンなどもブースを出展。

 JR東日本クロスステーションは、同社が運営するコンビニ「NewDays」のカウンターコーヒーがキリマンジャロブレンドであることをアピール。

 9月17日からカウンターコーヒーを順次リニューアルし、ホット・アイスのコーヒー・カフェラテにキリマンジャロブレンドを使用している。期間や数量を限定せずに、キリマンジャロコーヒーを「NewDays」で販売するのは初となる。

 導入理由について、JR東日本クロスステーションリテールカンパニーの商品戦略部デイリー食品ユニット副課長の清木健一氏は「キリマンジャロコーヒーは若年層に人気があるため、30代男性を中心に新規ユーザーの獲得に期待をしている。高級豆としても有名なため、『NewDays』のカウンターコーヒーがよりおいしくなったことを効果的に伝えることができると考えた」と説明する。

 タリーズジャパンのショップ店舗に周辺機器を卸すメリタジャパンは、ドリッパーやコーヒーフィルターなど家庭用のコーヒー周辺商品を展示・販売。

 メリタジャパンの企画開発部マーケティングチーフマネジャーの熊崎千夏子氏は「当社は今年設立50周年を迎え、新たに“『コーヒーを淹れる』が、みんなの『うれしい』に。”というブランドメッセージを発信している。普段は主に業務用の展示会に出展しているが、このメッセージを一般の方にも知っていただきたいと考えて出展した」と語る。