業務用卸のIZUMIYAは9月11日、東京都立産業貿易センターで展示会「第18回フードサービスショー2024」を開催。出展メーカー122社、124小間。東京支店のユーザーを中心に東京北支店、北関東支店、IZUMIYA西東京、玉正のユーザーら約1500人の来場を見込んでいる。
「明日への挑戦」をメーンテーマに、同社オリジナルの提案コーナーでは「人手不足に対応する食材とメニュー」「インバウンド向けメーカー売れ筋商品」「変わりつつある宴会メニュー」「ベーカリー」「食品・資材」などの提案を披露した。
メーカー各社の秋冬新商材や重点商材のほか、ホテル・式場向けにグループのミレニアムが得意とするオマール海老など活魚の提案も目立った。当日限りの特価品コーナーやJFDAのグループPBなども多数取り揃え、多くのユーザーが来場した。
IZUMIYAの鈴木雅治社長は今期の概況について、「3-8月で売上高13%増、利益は二ケタ増で推移している。社員の待遇改善や賞与など人件費増加と価格改定の遅れにより、利益率が若干低下した。下期に向けて引き続き既存・新規ユーザーへの拡販に努めるとともに、価格改定の浸透を図り、収益改善も進めていく」と語った。
東京支店は8月まで18%増。新規開拓と既存顧客への売り込みを強化し、全社平均を上回る伸び率を確保しており、展示会を機にさらなる拡販を進める。
なお、卸部門は通期で売上高160億円、グループ全体で175億円を計画。業務拡張で手狭になっていたIZUMIYA西東京は圏央道入間IC近隣に新たな拠点を確保。10月29日から新拠点での営業を開始する予定。